「自分に嘘をつかずに生きていくこと」を学んだ陸ガメが、先行く人を気にせず、ゆっくりと一歩づつを歩みながら思うことを書いていく。

「補助犬」って知ってますか?

日本では身体障害者補助犬法により3種類の補助犬が認定されます。その3種類は「盲導犬」、「聴導犬」「介助犬」です。

盲導犬は、多くの方がご存知のように視覚に障害のある方が安全に歩行できように助ける犬です。しかし犬が地図を知っている訳ではなく、地図は使用者が頭に入れて行動されます。盲導犬は、段差、曲がり角、使用者の頭がぶつかりそうな頭上の障害物など危険のありそうなものを発見した時に止まって、使用者に知らせます。

聴導犬は、聴覚に障害のある方に音が鳴っている事を知らせます。例えば「玄関のピンポン」、「電話」、「お湯が沸いた音」、「目覚まし時計」などの音ですが、実際は使用者の希望によって聞きわける音は違います。聴導犬は音を聞くと前足で使用者に触れ音がなっている事を知らせ、その音源まで案内をします。玄関のピンポンが鳴ると玄関まで導きます。

介助犬は、肢体に障害がある方、歩行、立ち上がりに困難な方など、症状、障害の程度に合わせてその仕事内容は変わりますが、「落とした物を拾う」、「冷蔵庫から飲み物を取ってくる」、「携帯電話を探して持ってくる」など、手足に替わるような介助をします。

これらの補助犬がいる事で、障害を持っていても外出する事ができ、さらに社会参加していくことが出来るようになる可能性が高まります。しかしその普及数は以下のあるように多くはありません。例えば介助犬では、介助犬がいる事で社会参加できる可能性があるのではないかと考えられる人は、1万5千人程度いるのではと言われています。

身体障害者補助犬法により認定された補助犬数(H29年4月1日現在)

 補助犬別実働頭数(H29.4.1現在)

補助犬の実働頭数―ほじょ犬|厚生労働省 ←左記HPより、毎月月初に更新

www.mhlw.go.jp

その様な現実の中、補助犬、特に介助犬の事を知って戴ける機会があります。

 5月20日(土) 介助犬フェスタ2017 @愛地球博記念公園(モリコロパーク

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www.aichi-koen.com

様々なお楽しみがありますが、3種類の補助犬が揃い踏みしてデモンストレーションをする機会はそう多くはありまんので、是非とのお越しください。

以下は2015年フェスタの時の写真

盲導犬 いろいろな障害物を発見して教えたり、回避したりします。

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聴導犬 目覚ましの音でお越しに来ました!

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介助犬 お出かけの準備、犬がケープをタンスから出して、使用者に渡し着付けしやすい姿勢で待ってます。

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こんなデモンストレーションを見る事ができますよ! (^_^)/

お会いできることを待ってます!

ありがとう。

 

【参考】以下のような本もあります。

介助犬を育てる少女たち -荒れた心の扉を開くドッグ・プログラム-

介助犬を育てる少女たち -荒れた心の扉を開くドッグ・プログラム-

 
介助犬 (角川oneテーマ21)

介助犬 (角川oneテーマ21)