170604 恩返し
初夏を思わせる爽やかな風と優しいお日様に、色づいた紫陽花が揺れる五月晴れの日
外に行きたい衝動を抑え、整理の続きが出来た。
お袋はマメな人だったので様々ものが遺されている。家計簿、日記、手帳など思ったことをさっと書いたもの、子供たちの学校関連のもの、そしてなんと母子手帳が出て来た。これで生前には聞けなかった、自分の出生時刻がわかった。
また更に、大学入試の頃の様々な書類が出て来た。それらは両親が進学についていろいろと苦労をしていた様子を物語っていた。それを読んでいく内に、如何に自分が我儘をだったか、そしてその後も親の気持ちに応えていなかったことが、心に大きく刺さった。まさに「親の苦労子知らず」であった。
この恩をもう両親に返すことは出来ない。返すとしたら「世間様」かと思う。仕事とボラ活動で少しでも恩返しすることができれば、両親への恩返しともなるのでと・・・。
たまたまだが今朝、以下を読む。
2017年6月4日 中日新聞 「この人」から抜粋
愛知国際病院看護部長 水野 寿美子 氏
「ホスピスのボランティア 続けられる理由を研究」。同病院ホスピスのボランティアG「紫苑」を対象に、50人中18人が15年以上活動を継続している理由について研究。分析の結果、「相手を思いやる利他的な奉仕のこころ」と「そこから生まれる個人の成長」がよい循環を生む、と結論。
これを読んで納得して、やはり仕事とボラで世間様に恩返しをして行こうと思った。ボラの方向性については以下に書いた。
両親との思い出と荷物に向き合い、整理をして行く時間は、いろいろと過去を振り返りながら、今とこれからの自分あり方について考えることができる貴重な時間となり、しばらく続く・・・。
ありがとう