「自分に嘘をつかずに生きていくこと」を学んだ陸ガメが、先行く人を気にせず、ゆっくりと一歩づつを歩みながら思うことを書いていく。

170709 深い付き合いの彼女

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陸ガメはゆっくりと深く付き合う方が好きだ。

逆に言えば「その場限りに、適当に付き合う。」という場面は大人として対応するが、本音は苦手なので誤解される場合もある。それは陸ガメの欠点ではあるが、その場で終わる程度なら誤解されてもしかたない。そうしか出来ない。

例えば、伊藤祐靖著「国のために死ねるか」にはこんな表現がある。
「成人した男同士の距離ではない。子供の友だち同士のように近い。自分の家族にも決して見せない自分のすべてを晒し合った関係だったからだろう。」
この意味は全編を読んで戴ければ理解できると思う。阿吽の呼吸とでも言うのだろう。この様な関係性が、人間でも、動物でも、物でも理想だと思っている。

 

 

本当の意味での友、親友も少ない。また浮気はしない本気である。人でも物でも付き合いは深く長いほうだ。例えば飲み屋さんでも、一人の時は個人店しか行かないが、そこの大将、ママと仲良くなって、更に常連さんたちともいろいろと世間話をしながら、楽しく付き合うのが好きだ。「そりゃぁ、商売やろ」、「一時の快楽じゃないのか」だろうだけど、店も客を選ぶ権利があるし、酒の席ではあるが互い尊重して、美味しくて楽しい時間を過ごしたい。満員やしまっていたら静かに帰宅するので、結果的に浮気せずの片想いの付き合いとなる。既に廃業したお店の方とは今でも良い関係だ。

物でも気に入った物はボロボロになっても、なんとかごまかしては使っている。例えば趣味で使うリックは20年以上か。ところどころいたんでいて、いい加減にとも思うのだが時々使っている。さすがに中に入れるものが変化して機能的につらくなったので、必要な利用場面では2代目が主力になることもあるが。昔から私生活で、そもそも機能的に問題なく使えるものを、新たに選択することにあまり興味がわかない。いやどちらかと言えば、古いものが好きかも知れない。物よっては脛齧りのお古を使っていたこともある。

多少手がかかるけど、とても素直な反応をして、駄々をこねたこともなく、互いに分かり合い馴染んでいる。そしてあまりお金のかからない彼女との付き合いは17年目。なかなか手放しがたい。3年前に彼女にもう少し付き合ってとお願いしようと、若干の貢ぎもした。最近は周囲からは「もう10年関係を維持するとマニアから声がかかるかもね」とも言われるが・・・。

近年の状況変化や自分自身の周辺状況も変化しつつあるので、それらに伴った必要性もある。久々に新しい物に物欲も向かってもいる。また自分が新たに使い切るにはもう最後の機会かもしれないなぁとも思う。もう少し具体的にして結論を出そうと思う。

こんな事を考えることが出来る日曜日の午後、陸ガメは幸せなのだろう。

ありがとう