170809 あ~~~良かった
2016年4月22日撮影の満月
台風一過とまではいかない朝。御日様の日差しは強いが、秋空が気持ちよく広がり、風も車の中を優しく流れて行く。何かいいことがありそうな予感。
本籍地に着くと、仲間にも多くの時間割いて戴いて準備してきた峠越えの設置準備と最終確認。久々の舞台だが少し余裕があった。これも異なった共同体で人前で話すことを幾ばくか経験してきたお蔭かもしれない。
舞台ではメインスポンサーの表情を観察しつつ話を進める。所々で仲間の力を借りながら伝えたいことは言い切った。また聞いて戴いたメンバーからも活発にQ&A、コメントがあり盛り上がった峠越えとなった。決して「上手」では無かったと思うが、やり切った感があり「幸せ」である。
しかしこの「幸せ」は刹那の幸せ。「悟ってこそ本当の幸せだ」と御釈迦様は言う。そう確かにこの幸せは、自己顕示欲、承認欲につられた単なる自己満足だろう。「渇愛」に引っ張られて欲を満たせただけかもしれないし、それによって輪廻転生するのだろう。しかし「毎日をコツコツとしっかりと生きたい」と願い、「少しでも周囲の仲間や、更に広い世界の役に立てるようにしっかり生きたい」と願うことが欲になるなら、どの様に生きればいいのだろうか、とボランティア活動も含めて悩むのである。いっそうのこと出家しかないのか?
以前、以下のようなことを書いた。
これはこれで正直な気持ちだ。
御釈迦様の言われるように「日々を少しでもマシに、人間らしく、感情に流されずに生きてはどうですか」との言葉が頭にあるが故に、欲とはなにか、自分の気持ちは欲なのかと常々引っかかるのである。
8月8日が満月だったが、10日は少しばかり欠け出したお月様。仏教ではお月様を「真理」に例えるようですが、たまには西洋般若湯を飲みながらお月様を眺め、少し楽しんでみようと思う。
小さな幸せだけど、ありがとう