「自分に嘘をつかずに生きていくこと」を学んだ陸ガメが、先行く人を気にせず、ゆっくりと一歩づつを歩みながら思うことを書いていく。

170522 『「ありがとう」は始まりの言葉』と教えてくれた介助犬フェスタ 2/2

 

tortoise.hatenablog.com

から続き

 

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 介助犬フェスタの催し物のなかに「感謝の集い」がある。これは昨年度、日本介助犬協会が関わって身体障害者補助犬法に従って認定を受けた介助犬使用者ペアーを、ご本人と介助犬が実際に会場にいらっしゃり、介助犬を持とうとした切っ掛けや、認定までの様々な過程が紹介される。そこでは認定に関わった職員さん、使用者ご本人からお話が実際に聞ける非常に大切な機会です。今回もお話や映像で涙が出ました。障害をおって絶望の淵に立った方が、もう一度将来を、未来をつかもうと認定に向かい、そして未来に生き抜こうとする姿は心にぐっさりと刺さります。

陸ガメはボランティアですが、実際のユーザーさんのお話、認定までの様々ご苦労、職員さんたちの赤裸々なお話を聞く機会は多くはありません。それだけにこの集いで、改めて自分の心に向かい合い、活動の初心を深く刻む大切な集いです。

今回は満席(250人)になるほど盛況な会ですが、この集いは会員限定となっています。会員については下記HPをお読みください。

s-dog.or.jp

 

「感謝の集い」では、使用者さんから皆さんに心からの感謝の「ありがとう」をお聞きしました。またボランティアとして一日中、「こんにちは」、「ありがとうございます」と言い続けた「ありがとう」を実にたくさん浴びた一日でした。

この何百回と聞き、いい続けた「ありがとう」の言葉。ブースを出る方々に「ありがとうございます」と声掛けして見送っているうちに、ふと思った。「ありがとうございます」と送った後にこそ、その方との本物の出会いがあるのでは? と。「ありがとう」は、現在・過去への感謝だけではなく、これからの関係性についての感謝も含み、その未来につながるよい縁を生む大切な言葉ではないか、と。

陸ガメにとって今回の介助犬フェスタは、『「ありがとう」は始まりの言葉』であると言うこと。おそらく本当であろう、その意味に気付き、教えて戴いた実に大切な時間となりました。今後は「介助犬をお願いします」という気持ちを込めた「ありがとう」とします。

そして、今後はこの気付いた『「ありがとう」は始まりの言葉』の意味を心に刻み、「ありがとう」から始めて、人生の課題に取り組もうと思います。

この事に気づかせてくれた多くの方々、ボラ仲間、大切な友人にありがとう。

ありがとう。

 

石川県金沢市在住の平野さんと介助犬タフィー。北陸地方で唯一の介助犬使用者さん。ご夫妻と一年ぶりにお話ができました。これもフェスタのお蔭です。ありがとう。

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