「自分に嘘をつかずに生きていくこと」を学んだ陸ガメが、先行く人を気にせず、ゆっくりと一歩づつを歩みながら思うことを書いていく。

180114 主亡き工房

久々に氷った。

さて行こうと思い車を見てみると「ガラスが濡れているなあ」と思った。でもエンジン点火してワイパーを動かしてみると「あれ? 滑ってる」。そうフロントガラスに氷がついていた。こんな時はいつものようにガリガリ板を使って氷を削りとっていると。近所の人が「今日は地面がツルツルに氷っているよ、北側は特に危ないよ」と、「そうですね、注意して運転していかないとね」と、ガリガリやりながら朝の挨拶代わりの会話。

取り敢えず安全な視界を確保して出発である。向かうはある職人さんのお宅向かう。彼は七宝焼きの素地を一枚の金属版から手作りで叩き出す最後の職人で、現在は機械で叩き出しをいする人が多いらしいが、その風味は誰にもまねはできないだろう。

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右は作品のやかん、左は作品の一部。いずれもその曲線は素晴らしい。

 

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右は叩き出しのための様々道具、右は鍛冶屋の道具かもしれない

この様な伝統的な職人さんたちが減少していくことは大変寂しい。

でも最後にこのような世界を見せて戴いたことに感謝します。

ありがとう

ちなみに下記のような施設があるようです。ご興味ある方は行かれたらいいかもしれません。ちなみに僕は利害関係者ではありません(笑)

あま市七宝焼アートヴィレッジ