「自分に嘘をつかずに生きていくこと」を学んだ陸ガメが、先行く人を気にせず、ゆっくりと一歩づつを歩みながら思うことを書いていく。

180212 脳という装置

 

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都の朝

 

冷たい北風が吹き、もしかすると雪かと思いながら、都に向い勉強会に参加。そこで日本周辺の状況を学ぶ。地政学上、中共と露だが、その中でも中共の動きは皆さんがご存知のように強烈なものである事が、客観的なデータと専門家による緻密な解説でよく理解できた。あまり報道にのらないことが大いに問題だ。

詳細は以下のURLを参照

www.mod.go.jp

地元に戻っても、都より冷たい北風に晒されたが、その道中で脳について興味深い本を読む。

成熟脳: 脳の本番は56歳から始まる (新潮文庫)

成熟脳: 脳の本番は56歳から始まる (新潮文庫)

 

著者は人工知能研究者で、対話用人工知能の専門家である。そのような専門家が脳について、くだけた内容で書いた本。年齢的にも気になるテーマに惹かれた。

簡単に書けば、脳の成長・変化は7年周期で進み、最大出力装置となるのが56歳ごろとのこと。特に28歳までは壮大な入力装置で、その後さまざまな経験などで入力データを整理し、56歳で整理が終了。その後、フル出力装置となる。その後も少なくとも112歳まで成長してくとこと。但し脳は各個に事前に寿命を決めているらしい。

更に男性脳と女性脳の違いが面白い。著者が女性であり、その違いをご自身の生活上の体験を例えにして説明してあり、大変解かり易い。一言で言えば、男性脳=ゴール指向問題解決型モデル、女性脳=プロセス指向共感型モデル(ともに199ページ)だそうで、全く違うものとのこと。見た目は同じようでもその動作仕様が全く違うので、互いに「そのような仕様の装置として、取扱いを理解した方がよい」という趣旨が面白く、なるほどと思う。

また 最近、個人的キーワードとなってる「日本とイタリア」の類似性が面白い。自分自身の体験で日本と伊太利の感性がよく似ている印象を持っていたので、それがそれぞれの言語の母音の発音方法の類似性にあると説明されて、これも納得だった。

詳細はお読みください。

日本海側の雪が収まり、冷たい風に梅の香りがのることを願いながら、興味深い体験をした休みだった。

ありがとう